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  鍋横物語
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第1章
第2章
1 青梅街道界隈
2 道標のミステリー
 (1) 道標の裏に「鍋屋」の証し!
 (2) 距離のなぞ
 (3) 文字の解読
3 堀之内街道沿い
4 十貫坂周辺
5 神田川
6 洋館
7 いろいろな商売
8 懐かしの映画館
9 神社
10 本の中にみる”鍋横”の記述
 
第3章
第4章


(1) 道標の裏に「鍋屋」の証し!≫


 鍋屋横丁の由来は江戸時代中期から明治時代初めにかけて、ひときわ繁盛した茶店の名前「鍋屋」からきています。鍋屋は美味しい草餅と美しい梅林が有名で、妙法寺へ参詣する人々の楽しみだったそうです。現在、鍋屋の名残は地名以外このまちのどこにも見当たりません。
 しかし、一ヵ所ありました!
 @道標の正面には南無妙法蓮華経と花押(かおう)/側面には是れより堀之内江十八丁十間(約1982m)と刻まれています。裏側には寄進者の名が刻まれていて、その中に當所角(とうしょかど)鍋屋とあります。




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