(1) そろばん(算盤)
中国読みの「スアンバン」がそろばんの語源と言われます。玉の動きで加減乗除をする計算器具で古くは紀元前4000年頃、古代エジプトで使われていましたが、玉を軸にさして動かす方式は中国で開発され、明の時代に日本に伝わりました。
商業の発達と共に江戸時代には「読み書きそろばん」と言われ庶民必修のものとなっていきました。上(天)2、下5玉(写真上)のものから明治時代に上(天)(写真下)に改良され戦前小学校で教えるようになった際、現在普及している4つ玉になりました。
(講談社「百科事典」より)
(資料提供 小林賢一郎氏)
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