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  鍋横物語
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第1章
1 鍋屋横丁界隈の変遷と現在
2 道の変化とまち
3 神田川の想い出
4 むかしお屋敷、いまは?
5 時の流れを見つめて
 (1) 西洋建築の家
 (2) 商家(中央5−18)
 (3) 蔵
 (4) 懐かしくありませんか!
 (5) いつ頃のことか覚えていますか?
 (6) 変わった!どっちが新しい?
6 なべよこめぐり
7 まちを彩るみどり
 
第2章
第3章
第4章


(1) 西洋建築の家(本町4-37)


 本町4丁目の西片邸は、地域でもめずらしい洋館です。


西片秋子・談

 大正10年に日本の薬学隆士を夫に持つドイツ人・高橋ルイゼ゛さんがこの洋館を建て、住んでいましたが、義父(朝三)がルイゼさんからこの家を買い取りました。
建築後70年以上たっていますが、外壁を何回か塗り替えた以外は内部はほとんど当時のままで、建具など全く狂いがなく現在も使用しています。今では想像もつきませんが、当時は隣の林さん宅と2軒だけで周囲は見渡す限り畑でした。小学生は写生というとこの洋館を描いていました。




※高橋ルイゼさんについて

小林保雄・談

 ルイゼさんは、私が知っている昭和3年頃には小づくりの品のいいおばあさんでした。 いかにもドイツ人らしく、当時出入りの植木屋さんの話によると、あと少し仕事をすれば終わるという時でも、「時間だから帰りなさい」また、早く終わって帰ろうとすると、「時間までやりなさい」と言われたそうです。 ドイツ建築のお邸は大変頑丈で、簡単には壊せないと大工さんが言っていました。



上下に開閉する窓


庭の梅の本

 樹齢およそ60〜70年の立派な2本の梅の木は、毎年直径4cmほどもある大きな実が40〜50kgもとれるそうで寸。西片さんはこの実を使って、ジャムやジュース、また甘露煮や梅干しなどを作り、親しい方やご近所の方がたにお分けして喜ばれているそうです。




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