(2) 商家
江戸時代から続く甘藷問屋「尾張屋」は、江戸末期から明治初期の面影を現在に残す商家です。
五代目当主 寺田留次郎・談
昭和20年、強制疎開により店の家具や大黒柱など(※)郷里の埼玉県朝霞市に移動し、戦後この地に立て直して以来、現在まで使用しています。店内の土間は、地域内では唯一と思います。
※店内の家具等
山岡鉄舟が書いたといわれる看板
100年を経た主な建具
・総けやきの神棚
・大黒柱
・帳場の仕切り
・かまち
・帳場と奥の仕切り戸(縦に細い桟でガラスがはめ込まれている。夏は、風通しよくするため取り外しができる精巧な造りです)
エピソード
尾張屋さんの表札には同じ名前がいくつも書かれています。
そのわけは、寺田家では財を成した 人の名前を代代受け継いでいるのだそうです。
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