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  鍋横物語
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第1章
1 鍋屋横丁界隈の変遷と現在
2 道の変化とまち
3 神田川の想い出
4 むかしお屋敷、いまは?
5 時の流れを見つめて
6 なべよこめぐり
 (1) 本郷氷川神社
 (2) 日の出地童尊
 (3) 一願地蔵尊
 (4) ちからさん
 (5) 秋津子育て地蔵尊
 (6) 指さし地蔵
 (7) 薬師堂
 (8) 出世地蔵
 (9) 五柱五成神社
 (10) 阿波屋の稲荷
 (11) 真言宗豊山派 慈眼寺
 (12) 出世稲荷
 (13) 杉山公園の地蔵尊
 (14) 五福稲荷
 (15) 廣島宅の稲荷
 (16) 西町天神
7 まちを彩るみどり
 
第2章
第3章
第4章


(9) 五柱五成神社(本町4-30)

小川護祐・談


 文政6年(1823年)、京都伏見稲荷大社より槇屋平兵衛(新田義貞の子孫)が勧請し、自宅に祀りました。この槙屋平兵衛には子どもがいなかったので、名跡を大塚平兵衛に譲りました。自宅土地内に祀ってあったお稲荷さんを、昭和5年、一族一門の守護神から衣食住一切を司る稲荷の大祖神として五柱の神がみを「天圀蔵五柱五成大神(あめこくぞうごしやいなりおおかみ)」と名付け奉り広く世の人びとにその御神徳を分かちました。


 昭和44年、私(大塚平兵衛の孫の婿)が文政6年のお墨付きを京都伏見稲荷で鑑定してもらいました。昭和48年に五柱五成と改名し、現在の社殿となり、お墨付きは社殿の中に額入りで掲げられています。なお、この稲荷は、「日限りの稲荷」としてお願いごとは7日間あるいは21日間というように日限りで毎日お願いし、大願成就には必ず五色の旗をあげるように定められています。



正一位末広稲荷


■例祭は、初午祭(3月の第2日曜日)。

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